フェルデンクライスメソッドには様々なレッスンがあります。
その中でも足と脚に関するレッスンは大変興味深いレッスンです。
足に関するグループレッスン(
Awareness Through Movement®=ATMレッスン)を
トレーニング中に初めて受けた時は、自分の足であるにも関わらず
全く動かすことができなくてビックリしました。
特に踵の動きや足指だけを動かすレッスンは全滅でした。
ただ、レッスン中は全く足が思うように動かなくて大変だったにも関わらず
レッスンが終わってからの感覚や体の変化は今までと比にならないくらい変化があり
さらにビックリしたことを覚えています。
立った時の足の裏と床の接地の感じ、腰のカーブ、股関節の感じなど
体のあらゆるところに変化が起こっていました。

~骨と関節のしくみとはたらき 有賀誠司 監修、水嶋昭彦 著 日本文芸社/刊~
足関節から先の足は26個もの骨で構成されています。上の図を見てください!たくさんの骨で複雑な構造をしているでしょう?
足指(趾骨)が動くのは分かりやすいと思うのですが、足の甲にある骨(中足骨)も
バラバラに動きますよ~というと殆どの方がビックリされます。
一つ一つの骨がそれぞれに調和をとりながら動くようになり、足の裏の感覚に変化が起きると
思いもよらない変化に気づくことがあります。
そんな色々な変化に気づく足のレッスンを先日やったのですが
レッスンの後、ある方が「今日はダンスのようだ!と感じたレッスンだった」と
感想をくれました。その方はもともとダンスを習われていたことがあったのですが、
ダンスをしている時に足の裏で地面を感じるということはあまりなかったようでした。
どちらかというと、どうやったらきれいな見栄え、動きになるかといことに関心があったようです。
でも、どうやったらきれいな動きになるかはダンスをやっているときは
あまり分かっていなかったそうです。
腕や膝や股関節、体幹を動かしているとき、横になっていてもしっかりと
足の裏で地面を感じていました。
床を感じながら体を動かすということがダンスのようだと感じさせたのだと思います。
横になっていたけど、足の裏を感じていることで、立っている時と近い感覚を得ることが
できたのじゃないかと思います。
足の裏を感じることが、より体全体を感じることにつながったのではないでしょうか。
ダンスって体全体を動かすことなんだな~と気づきました。
また、ダンスって足の裏で重さをすごく感じることなんだな~と。
僕の中でのダンスって、足が大切なんだなと気づきました。他にも最近ランニングを始めた方がレッスンによって今までとは違う足の感覚を得たことで、
走るということに新しい感覚やアイデアが加わったようでした。
皆さんの気づきに私は終始瞳孔が開きっぱなしでした。
皆さんの気づきを聞いていて、ふとある言葉が浮かびました。
自分が知っていると思っていることを吟味しはじめると
実は知らないのだということに気がつきます。
~モシェ・フェルデンクライス~足の動きや走るなんてことは日常のなかでは当たり前すぎて、
多くの人はできて当然のものと思っているかもしれません。
でも、今回の人たちのようにすでに知っていることも全部背後に置いて
違う視点ややり方で吟味してみると、何か新しいことを発見するかもしれませんね~
想像しただけでワクワクします!
気が付けばもう3月も終わり・・・
ブログの更新が滞っておりますが、細々ながらレッスンやっています。
そしていつもクライアントさんから大きな学びを得ている今日この頃です。
フェルデンクライスのレッスンに興味のある方は一度体験してみてくださいね~~
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