私がフェルデンクライスのトレーニングを卒業する時、
トレーニングで教えてくださった先生からお祝いの言葉をいただきました。
その中のひとつがフェルデンクライスのことを言っているようで、
とても感銘を受けたのをおぼえています。
もともと「老子」の言葉だそうですが、それが英文に訳されたようで、
それを私たちに分かるように、オーガナイザーがまたまた日本語訳にしてくれたものです。
生まれるとき、ひとはしなやかで柔らかい
死ぬとき、ひとはこわばり硬い
つまり、こわばりや硬さは死に属し、しなやかさや柔らかさは生に属するこの言葉を知った後、どうしても全文が知りたくて、
同期生のプラクティショナーである、
yamaさんにお願いして教えていただきました。
詩人の「加島祥造」という方が意訳されているようです。
第76章 優しいものは上にあって
人というものは
生まれたとき柔らかく、弱々しくて
死ぬときはこわばり、突っぱってしまう。
人ばかりか、
あらゆる生き物や木や草も
生きている時はしなやかで柔らかだが
死ぬと、
枯れてしぼんでしまう。
だから、固くこわばったものは
死の仲間であり、
みずみずしく、柔らかで弱くて繊細なものは
生命の仲間なのだ。
剣もただ固く鍛えたものは、折れやすい。
木も、堅くつっ立つものは、風で折れる。
元来、
強くこわばったものは
下にいて、
根の役をすべきなのだ。
しなやかで柔らかで
弱くて繊細なものこそ
上の位置にいて
花をさかせるべきなのだ。
-筑摩書房刊「タオ・老子」ーいつまでも柔らかくしなやかでありたいものですね~
心も体も!そして自分の人生も!
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